ジェンソン・バトンが、2015年にマクラーレンのパワーユニットサプライヤーとしてF1に復帰するホンダは、新PUからうまく力を引き出すために経験あるドライバーを走らせる必要があると語った。
マクラーレンは、来年パワーユニットをメルセデスからホンダにスイッチし、トップへの返り咲きを狙っている。2013年のマクラーレンはコンストラクターズ選手権5位、今年14戦終了時点では6位に沈んでいる。
マクラーレンは将来セバスチャン・ベッテルあるいはフェルナンド・アロンソを獲得したいと考えており、ふたりの今後のプランを把握した後で2015年のドライバーラインナップを確定する予定だ。そのため今季のレギュラードライバーであるバトンとケビン・マグヌッセンはチームの決断を待たされている状態にあると言われている。
来季残留を望んでいるバトンは、来年F1に復帰するホンダには経験あるドライバーが必要だと述べた。バトンは現役ドライバー中最多のグランプリ出走261回を経験している。
「経験あるドライバーが走れば開発の面で助かるだろう」とバトン。現在のF1が使用するV6ハイブリッドターボは非常に複雑であり、初年度の今年はどのチームも苦労している。
「今のパワーユニットはERSの要素が大きい。だからドライバーの経験によるインプットと感覚が必要だし、それがあると間違いなく助かるはずだ」