特集上映『MoMA ニューヨーク近代美術館映画コレクション』が、10月24日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。
アメリカ・ニューヨーク近代美術館の映画部門は、イギリス出身の映画評論家アイリス・バリーの活動によって美術館設立の6年後となる1935年に誕生。以来、2万2千作を超える映像作品をコレクションし、様々な上映プログラムを行ってきた。
10月23日から開始される『第27回東京国際映画祭』と東京国立近代美術館フィルムセンターの共催となる今回のイベントでは、同美術館のコレクションからセレクトされた作品をヴィンテージプリントで上映する。上映作品は、映画草創期の1905年に撮影された『ニューヨークの地下鉄』、ウォルト・ディズニーが19歳の時に制作した短編アニメーション『ニューマン劇場のお笑い漫画』、ジョン・フォード、ハワード・ホークスの初期作品、レオ・マッケリー監督の『邂逅(めぐりあい)』、アンディ・ウォーホルが監督した『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』、マーティン・スコセッシが自身の両親を撮影したドキュメンタリー『イタリアン・アメリカン』など23本となる。上映スケジュールについては、オフィシャルサイトを確認しよう。
なお同イベントは、11月に兵庫・神戸アートビレッジセンター、12月に広島・広島市映像文化ライブラリー、山口・YCAM 山口情報芸術センター、2015年3月に石川・金沢21世紀美術館、高知・高知県立美術館、神奈川・川崎市市民ミュージアムほかでも開催される予定だ。