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時間の節約で心がカサカサになってしまう!?

2014年10月01日 00:02  オズモール

オズモール

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“1分間で作れる時短料理”“面倒な掃除がパパッと片付く時短術”など、なにかと時短が流行っているけれど、時間を節約しながら毎日を過ごしていても、なんだか心が満たされないという女子も少なくないはず。 「時短のコツを身に付けると、パパッと家事を済ますことができると思います。でも、そうすることで心が豊かになるかというと、必ずしもそうとは限らないのではないでしょうか?」 そう警鐘を鳴らすのは、シンプル生活を提唱している金子由紀子さん。 「時短のいいところは、やらなければいけないことが早く終わり、自分のために使える時間が増えることです。でも、すべてを時短で済ませることを意識しすぎると、逆に心にゆとりがなくなってしまう…。せっかく捻出した時間だからといって次々に新たな予定を入れてしまい、スケジュールがぎゅうぎゅうになってしまうことも。結果、忙しさが増して疲れきってしまいます。これでは本末転倒ですね」(同) 毎日の生活を振り返ってみると、確かにせかせかしているような…。それでは、どうすればもっとゆったりと、充実した暮らしができるようになるの? 「時間をケチケチすることは心をカサカサにする危険性を心得て、今まで覚えた時間の節約術を活用しながらも、時には時間を贅沢に使ってみましょう。楽しい明日のことを考えながら、手の込んだ料理を作ったり、丁寧に掃除をしたりすればいいのです。時間をかけることの意義を再認識することがポイントですね!」(同) 時間がないからと自炊はせず、外食ばかりしているという女子に、金子さんからさらなるアドバイスが。 「特別な日にとっておきのレストランで食事をする以外は、なるべく外食は控えて自炊をすることをおすすめします。例えば、なんとなく空腹を満たすために入ったお店で1000円の定食を食べて、特においしくもなかったということはありませんか? それなら自分でごはんを炊いて漬物と合わせて食べたほうがずっといいはず。そして、たまの贅沢で“特に行ってみたい店”を訪れるのがいいですね。心が満たされますよ」(同) 普段より、少し手間ひまをかけて家事をすることで潤っていく心。ひとつずつできることから始めてみては。 金子由紀子1965生まれ。子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱く。学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。結婚後二児を得て、新たなシンプルライフの構築にいそしむ日々。総合情報サイトAll About「シンプルライフ」ガイドとしても活躍中。著書は『自分で育てるシンプルライフ』(家の光協会)ほか多数。『暮らしが片づくと、夢までかなう!! シンプル生活手帳2015』(河出書房新社)も好評発売中!【オズモール】