スクーデリア・トロロッソは、来季のレースドライバー契約を結んでいるマックス・フェルスタッペンが日本GPの金曜フリープラクティスで走行することを明らかにした。フェルスタッペンがF1レースウイークエンドに参加するのはこれが初めてとなる。
フェルスタッペンは鈴鹿でのFP1デビューを目指し、スーパーライセンスの申請を行っていた。29日、トロロッソは、FIAからスーパーライセンスが発給されたため、フェルスタッペンは日本GPの金曜プラクティス1回目にジャン-エリック・ベルニュのマシンに乗ると認めた。
グランプリウイークエンドへのデビューが決まったフェルスタッペンは、次のようにコメントしている。
「グランプリのプラクティスセッションで初めて走ることになり、とても楽しみだ。来年に向けていい準備になる。数カ月前にはこうなることを想像もしていなかった。早くもフリー走行で走れるなんて夢みたいだよ」
「鈴鹿は初めてじゃないんだ。メインサーキットの隣にあるトラックで開催されたカートレースに出場したことがある。父は鈴鹿で何度もレースをしている。『簡単なコースじゃない。最初はてこずるぞ』と言われた」
「僕にとって貴重な経験になる。短い時間だけどクルマに乗り、チームスタッフとの作業に慣れて、来年に向けた準備をすることができる。記録を作るために走るのではなく、経験を積むために走るんだ」
「シミュレーターで鈴鹿を走ったので、多少それが役立つだろう。実際にコースを走る以上に役立つ経験はないけどね」
「1時間半の走行時間をもらえたので、いい仕事をしたいと思っている。自分自身のためにもチームのためにもね」
マックスは元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンの息子で、FIAヨーロッパF3選手権に今年初参戦し、ここまでの27戦で8勝を挙げ、ランキング2位に位置している。
来年フェルスタッペンは17歳でF1史上最年少ドライバーとしてデビュー、20歳のダニール・クビアトのチームメイトを務めることになる。