DTM第9戦ザントフールト:セーフティカー導入4回の混戦をエクストロームが制す
2014年09月29日 16:40 AUTOSPORT web
DTMドイツツーリングカー選手権第9戦は27日、オランダのザントフールトで決勝レースが行われ、セーフティカーが4度出動する荒れたレースとなったが、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が制し、アウディが今季初勝利を飾った。
オランダの海沿いにあるオールドコース、ザントフールトで争われたDTM第9戦。スタート直後、ポールポジションのマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)を、今季すでにチャンピオンを決めているマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)がかわしリードを奪っていく。
しかし、DRSの使用が認められた直後の5周目、エイドリアン・タンベイ(アウディRS5 DTM)がクラッシュし、一度目のセーフティカー導入。セーフティカー後もウィットマンとロッケンフェラーのバトルは続くが、17周目のターザンでロッケンフェラーが首位を奪う。ただその直後、アウグスト・ファーフス(BMW M4 DTM)がダニエル・ジュンカデラ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)とS字で接触しクラッシュ。二度目のセーフティカー導入となった。
二度目のSC後、ロッケンフェラーはリードを広げにかかるが、今度は26周目にニコ・ミューラー(アウディRS5 DTM)がクリスチャン・ビエトリス(DTMメルセデスAMG Cクーペ)とクラッシュ。三度目のSCとなる。その間に、少しずつ順位を上げてきたのがエクストロームだった。
エクストロームは33周目にウィットマンをかわし首位に浮上すると、35周目にゲイリー・パフェット(DTMメルセデスAMG Cクーペ)がクラッシュし4回目のSCが導入された後、リードを広げ通算18回目のDTM勝利を飾った。2位はウィットマン、3位はマルティン・トムジク(BMW M4 DTM)という結果となった。
なお、ウィットマンが2位に入ったことで、BMWチームRMGは今季のチームチャンピオンも決めている。メルセデス勢の最上位はビエトリスの5位となった。