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全日本F3第13戦SUGOは松下信治が連勝を飾る。トムス勢が2~3位に

2014年09月28日 14:10  AUTOSPORT web

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全日本F3第13戦を制した松下信治(HFDP RACING F312)
全日本F3第13戦は28日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースが行われ、ポールスタートの高星明誠(B-MAX NDDP F312)がリタイアする波乱の展開の中、松下信治(HFDP RACING F312)が優勝。前日の第12戦に続き連勝を飾った。

 前日の第12戦に続き、爽やかな晴天に恵まれた全日本F3第13戦の決勝レース。迎えたスタートでは、ポールポジションスタートの高星がスタートを決め、松下が2番手、山下健太(PETRONAS TOM'S F314)が3番手とグリッドどおりに続いていく。一方、その後方では1周目、4番手につけていた清原章太(TODA FIGHTEX)に勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が襲いかかるが、清原がポジションを死守。序盤から激しい戦いが展開される。

 トップの高星は少しずつギャップを築き、トップ3は少しずつ間隔が開いていく。白熱していったのは清原と勝田による4番手争いで、9周目の1コーナーではやや接触しかけながらも勝田が清原をパス。4番手に浮上していく。

 勝田はさらに、少しずつ3番手山下とのギャップを縮めていくと、12周を過ぎたあたりからピタリと背後につけていく。また、首位高星と2番手松下のギャップも少しずつ接近する。しかし、19周目の4コーナー立ち上がりでなんと首位高星が突然のストップ! これで松下が首位、やや間隔をあけて山下、勝田と続く展開となった。

 接近戦を展開していた山下と勝田だったが、19周目のSPアウトでやや勝田がコースアウトを喫してしまい、2台のギャップは拡大。しかし、あきらめない勝田は再びギャップを詰めると、24周目の最終コーナーで2台の前にラップダウンが出現。一気に勝田は山下の背後に迫ると、ファイナルラップの1コーナーでインへ! しかし、タイトルを狙う山下が2番手を死守してみせた。

 最終的に、松下が高星のリタイア後は盤石の走りで優勝を飾り、2位山下、3位勝田という結果に。4位は清原、5位は後半追い上げた佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)という結果となった。

 F3-Nは、2戦連続のクラスPPスタートとなった久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)がこの日はトップをキープ。小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)、湯澤翔平(KCMG F308)と続く。前日優勝を飾った山口大陸(TAIROKU EXCEED)は1周目にコースアウト。さらにトラブルを抱えていたか最終コーナーでもコースアウトを喫し、マシンを止めてしまった。

 トップの久保は、前日の悔しさを晴らすような快走をみせトップチェッカー。2位は湯澤、3位はDRAGON(B-MAX with RSS306)という結果に。小泉は序盤からペースを上げることができず、クラス4位でチェッカーを受けた。