全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦は28日、決勝日を迎え午前9時15分から30分間のフリー走行が行われた。このセッションでは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がベストタイムをマーク。塚越広大(HP REAL RACING)が2番手となった。
前日の予選日に続き、快晴に恵まれたスポーツランドSUGO。15時からの決勝レースに向けて、午前9時15分から30分のフリー走行がスタートした。ポールシッターの山本尚貴(TEAM無限)を先頭に、各車レースに向けたデータを集めるべく、一斉にコースインしていった。
序盤、3番手スタートのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が1コーナーでコースアウトするシーンもあったが、大きなアクシデントにはならず。1分7秒台から8秒台というベストタイムで各車が周回を重ねていった。
予選日のフリー走行、公式予選とクラッシュ等による赤旗が相次ぐ今回のスーパーフォーミュラ第6戦SUGOだが、この日のフリー走行も開始14分というところで赤旗が出る。「クルマは非常にいい。ただ予選ではトラフィックにつかまってしまって」という予選を送っていた中山友貴(TEAM無限)が、ハイポイントコーナーでクラッシュしてしまったのだ。
この車両回収のため、セッションは9時38分まで中断。再開後、45分まで走行が行われた。ベストタイムをマークしたのは、赤旗後にタイムを上げた石浦。塚越が2番手、赤旗前までタイミングモニターの最上位にいた中山雄一(KCMG)が3番手という結果となった。
ポールポジションの山本は9番手タイム。2番手スタートの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)は7番手のベストタイムをマークした。今日の決勝レースは15時スタート予定。なお、予選日にトラブルに見舞われた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、伊沢拓也(DRAGO CORSE)はエンジン交換を行ったため、10グリッドダウンのペナルティが課されている。