都内IT企業に勤める30代男性のAさんは、オフィスビルのトイレの便座がとても気になっている。そのまま座ると不潔に感じてしまうので、アルコール除菌のウェットティッシュを持ち歩き、便座を拭かないと座ることができない。
無神経な使い方をする他の男性たちに対しても、憤りを隠さない。それぞれ自分が使った後には、便座をきれいに拭いてから出て欲しいというのだ。
「個室に入ったら、ウォシュレットのしぶきが便座に残っていたりすると、ああヤダなあ、(前に使った人は)雑なヤツだなと思う。せめて使用後は、トイレットペーパーでもいいからサッと拭いて、次の人のことを考えてもらいたいです」
便座にペーパー敷く女性に「資源のムダ」と批判
Aさんの感覚は神経質にも思えるが、実はオフィスや公共施設のトイレの使い方は、人によって千差万別のようだ。ネット掲示板の「ガールズちゃんねる」にも、外出先のトイレでは絶対座れないという女性の書き込みがあった。
「空気椅子状態でプルプルしながら用をたします。みなさんはどうですか?」
中腰で用を足すとは信じがたいが、これには「自分も空気椅子」と告白するレスが相次いだ。
「小だったら空気椅子。大だったらティッシュを何枚も敷いて座る」
「空気椅子で、洋式トイレが狭いと顔が壁につきそうになるから、横に向ける」
前述のAさんのように便座をきれいに拭いたり、トイレットペーパーを敷いたりしないと座れないという人も少なくないようだ。
「外出時洋式で、シートやアルコールスプレー使用」
「シートがなければペーパーを二重くらいにして敷きます。空気椅子状態キープするのが年齢的につらくなってきたんで…笑」
中には、自宅のトイレでもアルコール消毒し、専用シートを敷くという人も。しかし、このような工夫を神経質すぎるとする人たちからは、批判の声もあがっている。
「アメリカの実験番組で、トイレよりもお金(お札)の方が菌がたくさんいるって」
「隣からガラガラガラガラ。どんだけペーパー使ってるの?!って思ったけど、そういうことね。本当に資源の無駄使いだし、詰まりの原因だと思います」
意外と多い「和式トイレ」の支持者たち
一方、「空気椅子派」に対して強い疑問を呈する人たちもいる。「プルプルしながらっていって、逆に便座に跳ねたりしないの?」というわけだ。これに対しては、個室の中の知られざる実態を明かす人が現れた。
「空気椅子ですると、おしっこが便座に飛び散ります。それを拭いてから出るのです」
これには、自分勝手な潔癖症のために、他人に不衛生と不快感を押し付けているのではないかと非難する声があがっている。
「普通に使うには汚れないのに…。空気椅子の人が使うから汚くなるじゃん」
「便座からの距離が空くほど、周りはもちろん自分にも跳ね返りや飛び散る量が多いのは検証済みですよ。トイレは正しく使って下さい」
意外なのが、一部の女性の間で「和式トイレ」が人気だったこと。どうしても便座に座るのがイヤなので、数も少なくなった和式を選んで使うという人もいる。
「高速のサービスエリアのトイレはあんまり清潔そうじゃないから(洋式便座には)座らない。和式があったら和式選ぶ!」
「座らない。絶対和式。和式なくさないでほしい」
しかし、和式否定派の中には「地面べちゃべちゃに濡れてたりするし、臭いもきつい! 和式入ったあとに車に乗り込んでこないでほしい。不衛生だからなくなってほしい」と、激しい拒否感を表す人も。
外からはうかがい知れないが、Aさんが普通に思えるほど色々な人がいるようだ。意外とこんなところに、隠れた人となりがハッキリ表れてしまうのかもしれない。
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