トップへ

全日本F3第12戦SUGO:松下信治が勝田を抑え今季5勝目を飾る

2014年09月27日 15:50  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

全日本F3第12戦を制した松下信治(HFDP RACING F312)
全日本F3選手権は27日、宮城県のスポーツランドSUGOで18周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした松下信治(HFDP RACING F312)が勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)をおさえ優勝。3位は清原章太(TODA FIGHTEX)となった。

 直前のスーパーフォーミュラ第6戦で赤旗が相次いだこともあり、当初の15分遅れでフォーメーションラップがスタートした全日本F3第12戦。スタートではポールポジションの松下信治(HFDP RACING F312)がトップを守り、勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が続き、4番手スタートの清原章太(TODA FIGHTEX)が高星明誠(B-MAX NDDP F312)の前に出た。

 しかし、スタート直後の2コーナーで、F3-Nのランキング首位を走る小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)と三浦愛(EXEDY RACING F307)が接触し、2台がコースアウト。グラベルにストップしてしまったため、セーフティカーが導入される。

 リスタートは4周目に迎えるが、1コーナーで勝田が松下のインへ! しかし松下はギリギリでトップを守り、オーダーは変わらず。勝田は翌周も松下のインをうかがうが、その後は松下がペースを上げ、トップの座を盤石としていった。

 終盤、トップの松下と勝田は1秒以内の接近戦を展開し、3番手の清原以下を突き放すマッチレースへと変化していく。しかし松下は最後まで勝田に隙をみせず、そのまま逃げ切りチェッカー! 第9戦富士に続く今季5勝目を挙げた。3位は清原が守りきり、昨年の開幕戦以来となる表彰台を得た。松下はこの結果により、ランキングでもポイントのリードを広げている。

 F3-Nは、後方で小泉と三浦の接触があった一方、トップは山口大陸(TAIROKU EXCEED)が奪い、久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)が2番手に。湯澤翔平(KCMG F308)が3番手に続いていく。しかし、6周目に久保がSPふたつめでコースアウト。久保にとってはランキング上、小泉の出遅れに乗じるチャンスだったが、これで湯澤が2番手、DRAGON(B-MAX with RSS306)が3番手に浮上する。

 山口はそのまま逃げ切り、嬉しいF3-N初優勝を飾った。2位の湯澤は最高位タイ。DRAGONにとっても今季最上位という結果となっている。