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スーパーフォーミュラ第6戦SUGOは山本尚貴が2戦連続のPP獲得。野尻が2番手に続く

2014年09月27日 14:50  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラ第6戦SUGOのポールポジションを獲得した山本尚貴(TEAM無限)
全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦は27日、宮城県のスポーツランドSUGOでノックアウト形式の公式予選が行われ、午前中のクラッシュからマシンを修復した山本尚貴(TEAM無限)が素晴らしい走りをみせ、2戦連続のポールポジションを獲得した。

Q1:
 快晴に恵まれ、心地良い天候の下で迎えた13時10分からの公式予選Q1。午前中のフリー走行でクラッシュした山本尚貴(TEAM無限)、エンジントラブルに見舞われた伊沢拓也(DRAGO CORSE)とも、この予選Q1までにマシンの修復が完了し、Q1コースオープンから走行を開始した。ただ、伊沢はエンジン交換を行っているため、10グリッドダウンとなっている。

 今回1台が増えたため、Q1は6台が脱落。Q2では9番手~14番手が脱落するフォーマットに変更されている。まずは各車Q1突破を目指し一度アタックを行い、ピットに戻った後、残り6分というところで一斉にアタックが展開され始めた。

 しかし各車が計測2周目からアタックを開始しようかという時、SPコーナーに差しかかった小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のマシンの後方から大きな白煙が上がってしまう。ターボブローと思われるトラブルで、オイル処理のため赤旗提示。今回走り出しから好調だった小暮だけに、痛いトラブルとなってしまった。

 セッションは残り4分11秒というところで再開となるが、ここでジャンプアップを果たしたのはビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)。2番手に飛び込み、山本尚貴(TEAM無限)に続きホンダ勢がワン・ツーという結果に。ジェームス・ロシター(KONDO RACING)が3番手に続いた。

 一方、Q1敗退となったのは中山友貴(TEAM無限)、平川亮(KYGNUS SUNOCO)、ナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)、伊沢拓也(DRAGO CORSE)、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)という結果となった。

Q2:
 Q1の赤旗の影響で、当初予定から14分遅れの13時54分にスタートしたQ2。Q1を14番手とギリギリで通過したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)を先頭に、各車がコースインしていく。

 各車が計測2周目でアタックを展開していく中、Q2のトップタイムを奪ったのはロッテラー。山本が2番手に続き、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が3番手に飛び込む。しかし、チェッカーまで残り1分を切ったところで、今度は中山雄一(KCMG)がレインボーコーナーでコースアウト。この予選2回目の赤旗が提示された。

 セッションは残り2分20秒で再開。Q2ノックアウトゾーンにいるマシン、そしてジェームス・ロシター(KONDO RACING)、オリベイラ、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)というところが再開後コースインしていく。アタックは残り時間の関係で計測1周目でのアタックとなったが、そんな中一気に再開前の最後尾からトップにジャンプアップしたのは野尻智紀(DOCOMO DANDELION)! さらにロシターもタイムを上げ、2番手に飛び込んだ。

 一方、Q2でノックアウトとなったのは国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、赤旗後タイムを伸ばせなかったオリベイラ、ビタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)、中山雄一(KCMG)、そしてQ1でストップした小暮となった。

Q3:
 続けてスタートしたQ3。まずは野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が1分5秒986という素晴らしいタイムをマーク。これがターゲットとなっていくが、ロッテラー、そしてロシターとも野尻のタイムを上回ることができない。

 そんな中、かなりゆっくりとウォームアップを行ってきた山本が、アグレッシブなアタックを展開していき、野尻を0.092秒上回るタイムをマークし見事ポールポジションを獲得! 野尻が2番手となり、ホンダ勢がフロントロウを占めた。マシンを降りた山本は笑顔でガッツポーズ。2戦連続のポールを喜んだ。

 3番手はロッテラー、4番手はロシターという結果となった。