WEC世界耐久選手権は26日、10月10日~12日に開催されるシリーズ第5戦富士の暫定エントリーリストを更新し、発表した。日本のチーム・タイサンが参戦を取りやめ、27台のエントリーとなった。
タイサンは、今月はじめに発表された富士戦の暫定エントリーリストの中で、LM-GTEアマクラスに70号車フェラーリ458イタリアで名を連ね、中野信治/飯田章/小泉洋史の3人をドライバーとしてラインナップしていた。
タイサンを率いる千葉泰常代表によると、ル・マン24時間参戦後、マシンはフェラーリ458を製作しているイタリアのミケロットに運び込まれたが、そこでオイル関係のトラブルが発覚。チームはWEC富士前にテストを行う計画だったものの、そこまでに修復が間に合わないことから、レースへの参戦を断念したということだ。
これにより、富士戦にエントリーしている日本人ドライバーは、LMP1-Hクラスで7号車トヨタTS040ハイブリッドをドライブする中嶋一貴と、LMP2クラスでOAKレーシングの35号車モーガン・ジャッドをドライブする井原慶子のふたりとなった。
なお、今回のエントリーでは、前回TBAとなっていた井原のチームメイトも明らかに。北米のユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)などでOAKのマシンを駆るグスタボ・ヤカマン、そしてアレックス・ブランドルがラインナップされている。