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マクラーレン「サードカー導入にはすでに遅すぎる」

2014年09月26日 23:10  AUTOSPORT web

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ケータハムなど小規模チームの経営が厳しさを増していることから上位チームが3台目のマシンを走らせるという案が議論されている
マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、2015年に3台目のマシンを走らせるにはすでに遅すぎると考えている。

 F1商業面のボス、バーニー・エクレストンは、来季ケータハムをはじめとする数チームの参戦が危ぶまれている中、チーム数が大幅に減るかどうかにかかわらず、サードカー導入を検討すべきであると発言した。

 しかし、いくつかのチームはサードカー導入がF1に悪い影響を与えると主張しており、マクラーレンのブーリエも実質的な障害があると示唆している。
 彼は木曜日、マクラーレンの電話インタビューで、チームがサードカーを走らせるには少なくとも半年前の事前通知が必要との考えを明らかにし、次のように続けた。

「最も容易に確保できるのはドライバーだと思う」とブーリエ。
「しかし、3台目のシャシーやロジスティックに関わるスタッフの確保には少なくとも6ヶ月の事前通知を必要とするだろう」

 エクレストンのスタンスにかかわらず、ほとんどのチームは、このスポーツの改善に対する考えではなく、エントリー数減少の危機を解決するためには3台目のマシンを走らせることに合意せざるをえないだろう。
「これを議論するにはタイミングが良くない。待たなければならない」とブーリエ。
「3台目を走らせる必要があるかは、いずれ分かるだろう」

「収益に関しても多くの疑問がある。だが、ある日我々が呼ばれ、F1を助けるために3台目のマシンを走らせるよう依頼されれば、そうしなければならないだろう」

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、3台目のマシンを走らせるには一年あたり、2500万ポンド(約44億円)もコストが上昇すると示唆している。