エグゼクティブキャリア総研が9月18日に発表した調査結果によると、「ビジネスシーンで『茶髪』はあり?」と尋ねたところ、年収による回答の違いが表れたという。
年収800万円未満では、「良くない」「あまり良くない」と否定的に答えた人は47.9%と半数近くにのぼったが、800万円以上では27.7%と20ポイントも低かった。
「全然OK」と答えた人の割合も、800万円以上では33.8%に対し、800万円未満では20.8%。調査結果で見る限り、年収によって「茶髪」に対する許容度が大きく異なっているようだ。なお、調査対象の属性や件数などは公表されていない。
教師・公務員・対人営業なら「高収入でも否認では?」
調査元のサイトでは、昭和女子大学准教授の保田隆明氏が背景を解説。800万円以上を稼ぐビジネスパーソンは、広告代理店やテレビ業界、インターネット系ベンチャー企業など「比較的クリエイティブな産業の人たち」か「金融や商社など」に携わることが多いという。
前者のクリエイティブ系で茶髪容認派が多いのは分かりやすいが、白ワイシャツに黒髪の多い後者の人たちが許容しているとすれば、どういう理由なのか。保田氏は、
「年収が高い層は、仕事のやり方が結果重視、あるいは結果さえ出せばOKよ、という向きがあります。それゆえに茶髪も容認される、あるいは個性の一部として捉えてもらえるのかもしれませんね」
と分析している。高年収層は茶髪に寛容ということだが、この結果を見たミクシィユーザーからは、「確かに金持ちほど心に余裕があり貧乏人ほど些細な事でイライラする」と賛成の声がある一方で、年収よりも業種が大きく影響するのでは、という指摘も相次いでいる。
「聞いた業種によってだいぶ違うと思う。IT系だと全然容認だろうけど、教師・公務員・対人営業職の場合は報酬高くてもほぼ否認だと思われる」
「茶髪の政治家、銀行員、先生や警察などの公務員、高額商品を扱う営業マン(不動産など…)なんて、余程でない限り許された所を見たことないがな」
中には「そんだけカタギが少ないってことだろ」「良い歳こいたオッサンや、明らかに似合ってない人の茶髪は何故か切なさを感じるwww」と冷ややかに見る人も。ビジネスパーソンの茶髪に対して、違和感を抱く層が根強くあるようだ。
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