スーパーフォーミュラ第6戦SUGOの金曜走行でトップタイムをマークしたロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO) 全日本選手権スーパーフォーミュラは26日、第6戦予選日に先立ち1時間の専有走行が行われ、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)がトップタイムをマーク。小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が2番手につけた。
今季、全日本選手権スーパーフォーミュラでは開幕前の公式合同テストが大雪のため中止になったこともあり、多くのラウンドで予選日前日の金曜にスーパーフォーミュラの専有走行が行われているが、今回の第6戦SUGOでも、金曜の15時50分から1時間という枠で走行が行われた。
今回のSUGO戦で最大の見どころと言えるのが、道上龍が新たに結成したホンダエンジン搭載の新チーム、ドラゴコルセ。今季GP2に参戦している伊沢拓也を擁し、このSUGOでデビューレースを迎えることに。木曜にSUGOに運び込まれた真新しい34号車は、ホワイトにメタリックブルー、ピンクという爽やかなカラーリングに彩られた。
そんな伊沢の34号車を含む20台のマシンは、かなり夕方になり雲が増え始め、少し暗くなってきた15時50分のコースオープンとともに続々とピットを離れ、周回を重ねていった。伊沢駆る34号車も、一度コースインしすぐにピットへ。チェックを経て再びコースに戻り、少しずつ周回を増やしていった。
各車が明日の予選に向け走行を続けていく中、中盤に赤旗が提示される。ナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)がSPコーナーでクラッシュ。マシンは大きく壊れてしまい、この車両回収のために16時29分までセッション中断となる。カーティケヤンは前戦オートポリスでもクラッシュを喫している。
再開後、上位陣は前戦のウイナーであるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、さらに前戦PPの山本尚貴(TEAM無限)、それにデュバル、小暮というメンバーで形成されていく。
終盤、各車がタイムを上げていく中、1分6秒542でトップタイムを奪ったのはデュバル。小暮が2番手に続き、ロッテラーが3番手に。中山友貴(TEAM無限)が終盤ジャンプアップし4番手、山本が5番手という結果となった。
伊沢は最終的に19番手。とは言え今回も各車の差は接近しており、明日に向けてセットアップが進めばポジションを上げることも可能になりそうだ。