レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、来年トロロッソからデビューさせるマックス・フェルスタッペンにはアイルトン・セナに匹敵する才能があると述べた。
トロロッソは2015年、ジャン-エリック・ベルニュの代わりに元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンの息子、マックスを起用することを決めた。フェルスタッペンJrはFIAヨーロッパF3選手権に今年初参戦し、ここまでの27戦で8勝を挙げ、ランキング2位に位置している。
来年フェルスタッペンは17歳でF1史上最年少ドライバーとしてデビュー、20歳のダニール・クビアトのチームメイトを務めることになる。
フェルスタッペンは9月10日、2012年のSTR7でF1スーパーライセンス取得の条件を満たす395.3kmを走行。トロロッソはFIAに対しスーパーライセンスの申請を行い、次戦日本GPでフリープラクティスデビューさせることを目指している。
若く経験の少ないフェルスタッペンの起用に懸念の声も上がっているものの、マルコは彼にはF1史上最も偉大なドライバーのひとりとみなされている故アイルトン・セナと同等の才能があると述べた。
F1公式サイトのインタビューにおいて、フェルスタッペンを他のドライバーに例えるとするなら誰の名を挙げるかと聞かれたマルコは「一番近いのはアイルトン・セナだ」と答えた。
「彼は数十年にひとりしか現れないような、たぐいまれな才能の持ち主だ」
「年齢にとらわれてはならない。若手育成の専門家が何人も彼と話をしているが、誰もがマックスの精神年齢は16歳というより22歳だという感想を述べている」
「ドライビングスキルに関しては、彼は4歳の時から本格的なレースをしている。だからデビュー戦から力を発揮してくれるはずだ」
「我々はギャンブルをしているわけじゃない。自分たちが何をしているのか十分承知している。(これまでの)成功から我々の判断が正しいのは明らかだ」