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USCC第12戦オースティン:ガナッシの01号車フォードDPが優勝。OAKリジェは2位

2014年09月22日 17:40  AUTOSPORT web

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USCC第12戦オースティン 表彰台
ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)第12戦オースティンは現地時間20日、2時間45分の決勝レースが行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのスコット・プルーエット/メモ・ロハス組01号車フォード・ライリーが今季3勝目を挙げた。

 WEC世界耐久選手権第4戦との同時開催となった今回のオースティン戦。前日の予選では、シャシーをモーガンからコンバートしたOAKレーシングの42号車リジェJS P2・ホンダが、USCCデビュー戦ながらポールポジションを獲得。ウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDPが2番手、そして01号車フォード・ライリーが3番手につけた。

 WECのレースを前に行われたUSCCの決勝レースで01号車は、他のチームよりピットストップを少なくする作戦を採用し、42号車リジェ、そしてアクション・エクスプレスの5号車コルベットDPをパス。レース終盤に首位に躍り出る。

 42号車をポールポジションに導いたブランドルは、残り3周で5号車を捉えて2番手に浮上。首位を追うものの、01号車を駆るプルーエットはトラフィックも活用しながらポジションを死守し、トップでチェッカー。ぎりぎりまで燃料を攻めた01号車は、ウイニングラップ中にマシンを止めている。

「ゴールに向けてセーブ、セーブ、セーブでいかなくてはならないことは分かっていた。ライバルが僕の背後に来るだろうと分かっていたからね」とレース後プルーエットはコメントしている。

 レース序盤をリードしたものの、23周目からのイエローコーションで築いたリードを失ったほか、他車と絡んだことでもタイムロスした42号車は、追い上げを見せたものの2秒差で2位、3位に5号車コルベットDPがつけている。マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングは、07号車がクラス9位、70号車はリタイアとなった。オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスは、8スター・モータースポーツの25号車がCOREオートスポーツの54号車を下して優勝を飾っている。

 GTLMクラスでは、ポルシェ・ノースアメリカの911号車ポルシェ911 RSRが終盤まで大きくリードしたものの、トラブルによりレース残り18分というところでストップ。これにより首位に浮上した93号車ダッジ・バイパーSRTが優勝を飾った。2位には僚友の91号車パイパーが入り、バイパー勢がワン・ツー・フィニッシュを果たすこととなった。

 優勝は逃したポルシェだが、912号車が3位につけたほか、WECで92号車ポルシェをドライブしているフレデリック・マコウィッキ/パトリック・ピレのコンビでスポット参戦した910号車も5位を獲得している。なお、GTDクラスでは、ライリー・モータースポーツの33号車ダッジ・バイパーSRTが優勝を飾った。

 USCCの最終戦となるプチ・ル・マンは、10月5日に10時間の決勝レースが行われる。