2014年F1第14戦シンガポールGPの土曜フリー走行は、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は20番手につけた。
2日目を迎えたマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットの天候は晴れ。フリー走行開始時の気温は27度、路面温度は35度を記録した。
予選前、最後の走行となる60分のセッションでフェラーリを駆るアロンソが前日の好調をキープする走りを見せた。序盤にソフトタイヤで5番手につけたアロンソは、スーパーソフトを履いた終盤のアタックラップでセクター1とセクター2の全体ベストを記録すると、1分47秒299をマーク。見事トップタイムでセッションを終えた。
メルセデス勢は、ニコ・ロズベルグがソフトタイヤで1分48秒575という好タイムを記録するも、スーパーソフトではセクター1のベストタイムを更新できず、3番手止まり。初日トップのルイス・ハミルトンも最終的には6番手タイムと本来のパフォーマンスとはほど遠い結果となっている。
2番手はロングランでメルセデスに匹敵する速さをみせたダニエル・リカルド。また、初日のエンジン交換でロングランを走れなかったセバスチャン・ベッテルも17周を重ねて5番手タイムをマークしてきた。
ツイスティなコースに苦戦を強いられていたウイリアムズ勢は大幅にポジションをアップ。フェリペ・マッサとバルテッリ・ボッタスの2台ともがトップから1秒圏内にタイムをまとめてきた。
その他では、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュが4番手と好タイムをマーク。最多の20周を走ったザウバーのエステバン・グティエレスもキミ・ライコネンに次ぐ10番手につけている。
小林可夢偉は17周を走り、1分50秒939というタイムをマーク。マルシャのマックス・チルトンを上回り20番手となっている。