サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開幕したWEC世界耐久選手権第4戦オースティン。LMP1-Lクラスのレベリオン・レーシングで12号車レベリオンR-One・トヨタをドライブしているニック・ハイドフェルドとニコラス・プロストのツーショットがこちら。
もちろん、チームメイト同士なのだからツーショットくらいなんのことはありません。……が、実はこのふたり、13日に中国・北京で行われたフォーミュラEの開幕戦で最終周まで首位を争い、最終コーナーで接触。ニックのマシンが宙に舞いながらウォールに激突する大クラッシュになってしまいました。
レースの中継映像では、大破してひっくり返ってしまったマシンから這い出てきたニックがプロストに駆け寄って行くシーンも捉えられており、なんだか険悪な感じもあったふたり。それでも、オースティンでは肩を組んでツーショット写真を撮らせてくれました。
ニックによると「事故直後はちょっとお互いに非難し合うような形になったけど、その後、北京にいる間に仲直りしたし、今週は仲良くクルマをシェアしているよ」とのこと。
一方のプロストも、「自分のダッシュボードに異常な表示が出ていて、それに気を取られて直そうとしている時にステアリングがちょっと左に寄ってしまったんだけど、そこにニックがものすごい勢いで突っ込んで来て、ああいう風になってしまった」と接触時の状況を説明。
「もちろんワザとじゃないし、事故直後は何が起こったか分からなくて、やっぱりお互いに非難するような感じになったけど、映像を見てすぐに謝ったんだ」ということです。
ちなみにニックは、事故でちょっぴり足に青あざができ、右耳もちょっと打ったものの、全く問題なく「今週もすぐにクルマに飛び乗って、元気に運転できているよ」と話していました。
(Yumiko Kaijima / オートスポーツweb)