ニッサンは18日、来季からのWEC世界耐久選手権LMP1-Hクラス参戦に向け、アメリカ・インディアナポリスに新たに拠点を設置したことを明らかにした。
ニッサンは、WEC第4戦オースティンの現場で、ニスモの30周年を記念するイベントを行うとともに、会見を実施。来季からのLMP1参戦に向けての情報を明らかにした。
ニッサンが新たにインディアナポリスに設置したLMP1チームの拠点は、かつてチャンプカーを戦っていたフォーサイス・レーシングの施設を改装したもの。来季からのLMP1参戦に向けては、ここをベースにテストを行っていくという。
とはいえ、LMP1チームには多くの国からスタッフが参加。技術チームには、アメリカ人や、イギリス人、ブラジル人、そして日本人も数多く参加。今回発表されたインディアナポリスのベースや日本のニスモ本社に加えて、ヨーロッパにも拠点を置くということだ。
また、来季のLMP1ドライバーラインナップについては、アメリカのニッサンGTアカデミーで優勝した経験を持つブライアン・ハイトコッターとスティーブ・ドハティ、ニック・マクミレンの3名をはじめ、決勝進出経験を持つ数名のドライバーも候補に浮上。チーム首脳陣にアピールする機会が与えられるということだ。
ニッサンは今年5月、2015年からWEC/ル・マン24時間耐久レースのLMP1-Hクラスに『ニッサンGT-R LMニスモ』で参戦することを発表しているが、マシンに関する詳細をはじめ、ドライバーラインナップなども現在のところ明らかになっていない。