マクラーレンF1チームの再編の効果に関して適切な評価を下せるようになるのは1、2年後になるだろうと、グループCEOであるロン・デニスが語った。
マクラーレンはF1コンストラクターズ選手権において2013年は5位、今年も第13戦終了時点で5位にとどまっている。デニスはレーシングディレクターのエリック・ブーリエと共に、再び勝利を狙える状態になることを目指し、今年初めから技術体制の変更を行っており、最近ではチーフエンジニアとしてレッドブルの元空力開発責任者であるピーター・プロドロモウが加入した。
デニスは大きな変更が実を結ぶのには時間がかかるものであり、チーム体制変更の効果が急激に表れることはないと述べた。
新体制の感触について聞かれたデニスは「今後3カ月の間にさらに変更が行われる。組織をうまく機能させることが主な目的だ」と答えた。
「スタッフをうまくひとつにまとめる作業は、1カ月や2カ月では終わらない。すべての作業がスムーズに運ぶように、あらゆる要素を形にしなければならない」
「目指していることを達成し、行っていることの結果が出るのは、後になってからだ。何かを完全に変えようとすると時間がかかる」
「当然のことながら2週間ごとにレースリザルトの評価が行われるが、私としては1、2年のうちにすべてが落ち着いてから我が社を評価したい」