フェラーリのエンジニアリングディレクター、パット・フライが、同チームは来年のマシン開発に重点を移しつつあると認めた。
新パワーユニットが導入された2014年をトップ浮上のチャンスととらえていたフェラーリだが、今年は表彰台争いに絡むのも難しく、13戦終了時点でコンストラクターズランキング4位と低迷している。
ホームグランプリのイタリアでも、フェルナンド・アロンソがERSトラブルでリタイア、キミ・ライコネンが9位とフェラーリは精彩を欠いた。
シンガポールGPを前に、フライはファクトリーの作業は来季マシンの方にシフトしつつあり、今後のグランプリで来年用のテストを行っていくと明かした。
「シーズンのこの時期には、ファクトリーの作業の重点は来年のマシンの方に移っていく」とフライはフェラーリの公式サイトにおいてコメントした。
「コース上のテストによって学べることはたくさんある。そのため来年用のテストコンポーネントや、来年への理解を深めるのに役立つF14 Tの開発を持ち込む予定だ」