ケータハムF1チームは17日、今週末のF1第14戦シンガポールに小林可夢偉とマーカス・エリクソンを起用することを明らかにした。
可夢偉はベルギーGPでアンドレ・ロッテラーにシートを奪われて以来、常にシート喪失の危機にさらされており、イタリアGPでは無事に復帰を果たしたものの、ファーストセッションのFP1は可夢偉の代役候補と噂されるスペイン人ドライバーのロベルト・メリがマシンをドライブしている。
今週末のシンガポールも可夢偉の出場を危ぶむ声があったが、ケータハムは、公道コースが舞台となる夜間レースのシンガポールGPに経験豊富な可夢偉を起用することを決めた。
「イタリアでは僕らの直近のライバルであるマルシャの前で走り終えることができたので、シンガポールでもさらなる戦いができることを楽しみにしている」と可夢偉はチームのプレビューリリースで語っている。
「アップデートされたマシンがマリーナ・ベイのストリート・サーキットでどうなるかを確かめられるのはいいことだ」
「ストリート・サーキットでは何が起こるか分からないから、僕らは最善を尽くす必要があるね」
今回チームが発行したシンガポールGPのプレビューリリースには、可夢偉とエリクソンのコメントが記載されており、メリの名前はない。