フォース・インディアのリザーブドライバー、ダニエル・ジュンカデラが、もし2015年にF1レースシートを獲得できなかった場合、DTMに専念すると述べた。
スペイン出身、23歳のジュンカデラは、2012年にF3ユーロシリーズでタイトルを獲得、2013年からDTMに出場、今年はDTMに参戦しながら、フォース・インディアのリザーブドライバーとしてシミュレーター走行、テスト、金曜フリー走行出場といった活動を行っている。
来年F1のレースシートを獲得することを目指しているジュンカデラだが、もう1年リザーブドライバーを務めなければならないのであれば、DTMのレースに専念したいと語った。
「1年リザーブドライバーを務めるのは有意義なことだと思うが、もう1年やりたいとは思わない」とジュンカデラ。
「1年リザーブを務めれば公式ドライバーになるいい準備ができる。だから来年の目標はシートを獲得することだ」
「さらに1年リザーブの仕事をする意味はない」
フォース・インディアは現在のドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスを来年も維持したい意向であると考えられており、そうであればジュンカデラがレースシートを獲得するには別のチームと契約するしかない。
F1レースドライバーとなれる見込みは現実的にどれぐらいあると考えているかと聞かれたジュンカデラは次のように答えた。
「何とも言えないね。チーム間でドライバーの移籍がなければ、僕のためのシートはない」
「どうなるか見ていくよ。まだ分からない。僕の強みは今年のマシンの経験があること、そして昔からのスポンサーが今後も僕をサポートしたいと考えてくれていることだ」
「今僕はDTMでレースをしている。大好きなシリーズだ。だから続けたいと思う。何が何でもF1で走りたいという感じではない」
「僕の目標達成のためにサポートしてくれようとしている人々がいる。もし空いているシートがあるのなら、それを確保したいけれど、それでもF1のことばかり考えているわけではない」
「チャンスがあるのかないのか、それほど心配してはいない。DTMは素晴らしい選手権だし、メルセデスは僕に満足してくれている」