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禅の思考術で人間関係はもう悩まない!

2014年09月17日 00:02  オズモール

オズモール

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“会社の同僚とどうしても気が合わない”“通っているヨガ教室に感じの悪い人がいる”など、職場や趣味の教室などにいる、なんとなく苦手な女性…。相手の態度や発言にイライラ&モヤモヤしてしまうことも。 「人には1人ひとり個性があるので、自分となんとなく合わない人とは必ずどこかで遭遇してしまいます。合わない人がいて当たり前と思っているほうが、心がラクになります。苦手な人とは距離を置くのがいちばんですが、職場などにいる場合は、どちらかがやめない限り、ほぼ毎日顔を合わせなければいけません。それなら自分の思考を転換して、関係を改善するのが賢い選択です」 そうアドバイスをくれたのは、禅の教えに関する本を数多く執筆している、建功寺住職の枡野俊明さん。 「人間は一度“この人のここがイヤ”と思ってしまったら、そこにしか目がいかなくなってしまいます。なるべく、マイナス部分は見ないように意識して、相手の長所を探してあげるようにしましょう。すると少しずつマイナスイメージがやわらいでいきます」 また、周りの人から聞く、噂や悪口をうのみにしないことも大切なのだとか。 「“あの人は約束をやぶる”“仕事を押し付ける”など、周りから聞いたマイナスの情報をそのまま受けとめてしまうと、相手を色めがねで見るようになってしまいます。マイナスの情報はすぐに忘れてしまったほうがベターです」(同) 思考の変換は上手くできそうな気がしてきたけれど、ギクシャクしている関係を修復して、相手との仲を深めたい場合はどうしたらいいの? 「まずは、あいさつのあと“ひと言”を付け加えることを心掛けましょう。例えば“おはようございます。今日はいい天気で過ごしやすいですね”“こんにちは。今日の洋服はいつもと雰囲気がちがいますね”など。世間話のような内容で構わないので、ひと言プラスするだけで相手が心をひらいてくれます。また、一度だけでもいいので仕事や作業を手伝ってあげましょう。そうすると相手は恩を感じて接し方が変わってくるはずです」(同) 人間関係で悩むなんて時間がもったいない。禅の思考術で関係を改善して今すぐクリアにしてしまおう! 枡野俊明1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授、玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。2006年のニューズウィーク日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。著書に『心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』( 三笠書房 )、『怒らない禅の作法』(河出書房新社)などがある。【オズモール】