FIAは15日、無線通信の制限に関して、伝達可能な情報とそうでない情報を明文化し、これをF1チームに通達した。
【伝達可能な情報】
・ドライバーのメッセージ受理確認の通知
・ラップタイムまたはセクタータイムの詳細
・競争相手のラップタイム詳細
・プラクティスセッションまたはレース中の競争相手とのギャップ
・「プッシュしろ」、「今プッシュだ」、「お前はxxとレースをしている」、またはそれに類似するもの
・プラクティスセッションまたはレース中のトラフィック回避を手助けすること
・予選中のクリアラップ確保のための車間ギャップ
・パンクの警告
・次のピットストップ時のタイヤ選択
・競争相手がレース中に1セットのタイヤでこなした周回数
・競争相手のタイヤスペック
・レース中、競争相手のマシンに関する潜在的トラブルの徴候
・競争相手の予想されるレース戦略に関する情報
・イエローフラッグ、ブルーフラッグ、セーフティカーの配備または他の警告
【伝達禁止の情報】
・競争相手のセクタータイム詳細および競争相手がよりどこで速いか遅いか
・パワーユニット・セッティングの調整
・システムの出力レベルを下げるパワーユニット・セッティングの調整
・ギヤボックス・セッティングの調整
・ギヤボックスのギヤ選択に関する情報(日本GP以降)
・SOC(バッテリーの充電状態)のバランスおよび、パフォーマンス調整
・燃料流量のセッティングに関する情報(レースコントロールによって要求されるもの以外)
・必要な燃料セーブレベルに関する情報
・タイヤ圧または温度に関する情報(日本GP以降)
・ディファレンシャルのセッティングに関する情報
・レーススタートおよびピットストップ時のクラッチポジションに関連するスタートマップ
・クラッチ・マップまたはセッティングに関する情報(例えばバイトポイント)
・レーススタート前のバーンアウト
・ブレーキバランスまたはBBW(ブレーキ・バイ・ワイヤ)のセッティングに関する情報
・ブレーキ摩耗または温度に関する警告(日本GP以降)
・ドライバーのデフォルト・セッティングの選択(明らかに確認されたマシンに関する問題以外)
・ドライバーからの直接の質問に答えること、例えば「正常なトルクマップを使っているか?」
・コード化されたように聞こえるいかなるメッセージ