マクラーレンF1チームは、新たにチーフ・エンジニアとして加入したピーター・プロドロモウがチームに大きな影響を与えると信じている。
レッドブルの空力開発責任者を務めていたプロドロモウは、2013年の末にマクラーレンと契約を結んだが、当初、レッドブルとの契約の関係から“ガーデニング休暇”が明ける2015年の1月までチームに加わることはできないとみられていた。
しかしその後、レッドブルが新たに空力責任者として契約したダン・ファローズを巡る問題で両チームが和解協定を結び、プロドロモウの加入が予定より大幅に早められることになった。
彼は、今週月曜日からチームに合流、2005年以来のチーム復帰を果たしている。
今年、デザイン部門の大幅な精査を実行していたマクラーレンは、プロドロモウ加入の効果がすぐに現れると信じている。
マクラーレンのレーシング・ディレクターを務めるエリック・ブーリエは、次のように語っている。
「彼は、ちょうどいい時にチームに加わる。我々は、デザイン部門の発展とオーガナイズに2014年の作業の多くを費やしてきた。彼の加入はリストラの終結ときちんと符合する」
「ピーターがF1で最も有能で知的なエンジニアのひとりであることを証明したのは疑う余地がない」
「将来に向けた我々の野心的な計画の推進に彼が貢献してくれることを、マクラーレンの誰もが楽しみにしているんだ」