「就職面接」と「身内の結婚式」の日程が重なってしまったら、どちらを選ぶべきなのか――。9月9日にキャリコネニュースが配信した記事には、ニコニコニュース読者などから数多くのコメントが寄せられた。
全体としては、結婚式を優先したうえで、会社に面接の日を変更するようお願いすれば、という声が目立つが「社会はそう甘くはないぜ」と忠告する人も意外と少なくない。そんな「異論」のコメントを中心に味わってみた。
面接は自分の人生「他人のことなんて構ってられるか」
まず目に付くのが、結婚式は「他人の祝福」だが、面接は「自分の人生」なので、そちらを優先するのが当然というコメントだ。
「(優先すべきは)面接だろ、他人のことなんて構ってられるか」
「親戚は仕事の面倒みてくれる訳でないしww考えるまでもないと思うけど」
「面接に行って、式場には祝電とか送っとけば済む話だろ。そこまで難しい話ではない」
プライベートより仕事を優先するのは冷たい、という見方もあるものの、結婚式に行ったせいで不採用になっても「誰も責任を取ってくれない」というわけだ。
「式に参加したせいで不合格になられたらお祝いもクソもないだろ」
「身内なら面接で見事就職してお祝いの品奮発すればいいじゃない。つか、身内だったら解ってくれそうだけどね」
と、赤の他人の会社より、身内の方が欠席を理解してもらいやすいという声もあった。
自力で生きていくには、やはり仕事を最優先せざるをえないという意見も。ある男性は、「身内の冠婚葬祭よりも優先されるべき類いの仕事はいくらでもある」とコメント。実の妹の結婚式に招かれたが、参加しなかった。
「当時の私は会社員で、大手企業への重要な納品が目前だったから。迷うような選択ではないだろう」
結婚式は「一生に一度とは限らない」との声も
ただ、面接で落ちる可能性が高いかどうか、事前に確かめるすべがあれば迷いも減るのも事実だ。ある人は、会社に結婚式と日程が重なっていることを伝えたとき、その反応で判断すればいいと助言する。
「会社側に『じゃぁ、面接を他の日に』って言われたら合格の可能性あり。『じゃぁ、もういいです』って言われたら受けても落ちる可能性高し」
1%でも採用の可能性を高めたいなら面接に行けばいい、という人もいたが、1%あがっても採用されない人もいるので、こういったカマかけは有効かもしれない。こちらが結婚式の出席をガマンしても、日程変更を申し出てくる会社だってありうる。
「怪しい企業だと、面接3日前くらいに企業から時間を変えさせてくれって電話がくる。反対すると、怒鳴り散らされる」
こんな会社と分かっていたら、最初から結婚式を優先したのに…。ただ「結婚式は一生に一度とは限らないからね」という意見もある。リスクをとって式に出たのに、あっさり離婚されてしまっては、ご祝儀もムダになる。
考えれば考えるほど、本当にどっちを選べばいいのか分からなくなるのだが…。コメントの中には「もう両方行くなw」というものもあった。
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