DTMドイツツーリングカー選手権第8戦は13日、ラウジッツリンクで予選が行われ、パスカル・ウェーレイン(DTMメルセデスAMG Cクーペ)がポールポジションを獲得。タイトルの可能性を残すマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が2番手に続いた。
この日のラウジッツリンクはすっきりとしない天候で、午前中のフリープラクティスは霧のため緊急時のヘリコプターが発着できないため、延期を繰り返すことに。ようやく予選開始の30分前に、15分間というわずかな走行が行われたのみとなった。
迎えた予選Q1も、荒天のため5分間走行が行われたところで中断。最終的に、予選もQ1とQ2を統合し20分間で行われることに。全車がQ2に進出し、最終的に8台が残るQ3というフォーマットに。そんな中、19歳の最年少ドライバーであるウェーレインがラウジッツリンクのポールポジションを獲得した。
「素晴らしい気分だよ。今日はとてもハードだった。コンディションはすごくトリッキーで、皆と同様にプッシュしたよ。いいラップができたので誇りに思うね」とウェーレイン。
2番手には、現在ポイントランキング2位につけるエクストロームが続いた。3番手にはジェイミー・グリーン、4番手にはティモ・シャイダーとアウディ勢が続く結果に。ダニエル・ジュンカデラ(DTMメルセデスAMG Cクーペ)が5番手につけた。
チャンピオンシップを大きくリードし、今回タイトル決定の可能性が大きくなっているマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)はBMW勢最速となる7番手につけた。「今日は誰も的確なセットアップができない1日だったから、クジ引きみたいなものだね。でも、Q3まで進出できたのは大きかった」とウィットマン。
「明日はいいスタートを決めて、いいレースをするだけだ。そして最終的にどのポジションにいるかは見てみようよ」
一方、タイトルの権利を残すエクストロームは、「僕がマルコを祝福するのは、すべての決着がついた後だよ」とタイトルを諦めていないことをアピールした。
「今はまず、2番手グリッドを獲得できたことを喜びたいね」