全日本選手権スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスは14日、決勝日を迎え午前9時30分から30分間のフリー走行が行われた。各車決勝に向け周回を重ねていく中、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)がベストタイムをマークしている。
決勝日を迎えたオートポリスは晴天に恵まれ、気温22度と前日よりも暖かなコンディション。今回は220kmの無給油レースともあり、コースオープンとともに各車一斉にコースイン。燃料フルタンク状態でのバランスの確認等を行うべく周回を重ねていった。ちなみに、このセッションではタイヤ交換作業を行っているチームもあった。
各車1分29秒台から31秒台というタイムで周回を重ねていくが、そんな中開始から16分というところで、前日の予選Q1で大クラッシュを喫したナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)が14コーナーでスピン。縁石上に停止してしまったため、回収のために赤旗が提示された。
カーティケヤンは自走でコースに復帰し、セッションは9時52分に再開。その後は大きなアクシデントなくセッションはチェッカーとなった。ベストタイムをマークしたのは、赤旗後タイムを上げたデュバル。2番手には、「土曜の走り出しで『スピード負け』してしまっていて、それが予選まで響いた」という野尻智紀(DOCOMO DANDELION)がつけた。
3番手には「僕がREAL RACINGに戻ってきて初めてQ3にも進出できましたし、チームとしても大きな一歩だと思います」という予選4番手からスタートする塚越広大(HP REAL RACING)が続き、平川亮(KYGNUS SUNOCO)が4番手となった。
スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスの決勝レースは14時45分スタート。ホンダ勢の今季初勝利なるのか、F1から復帰のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がどんなレースをみせるのか、注目の一戦と言える。