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スーパーフォーミュラ復帰のロッテラーが驚速! 第5戦APのフリー走行トップタイムをマーク

2014年09月13日 11:40  AUTOSPORT web

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スーパーフォーミュラに復帰し、いきなりトップタイムを叩き出したアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)
全日本選手権スーパーフォーミュラ第5戦は13日、大分県日田市のオートポリスでフリー走行が行われ、F1から戻ったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が1分26秒754という驚異的なタイムでトップに。コースレコードを23年ぶりに更新した。

 今季は第5戦と、シリーズ後半戦での開催となったオートポリスでの全日本選手権スーパーフォーミュラ。今回のレースは給油なしの220kmで争われる予定で、燃料流量リストリクターも10%ダウン。予選が非常に重要となるが、午前10時のコースオープンから各車が積極的に走行を重ねていった。

 前戦もてぎでは、F1ベルギーGP参戦のため欠場したアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)もトムス36号車のコクピットに復帰。コースオープン直後から走行を重ねていくが、そのロッテラーが序盤から一気にベストタイムを更新し続ける。開始10分には1分29秒台をマークすると、開始20分過ぎには28秒台へ。コースレコードタイムを更新した。

 今季から導入されたスーパーフォーミュラSF14がこのオートポリスを走るのは初めてのことながら、ロッテラーに続き山本尚貴(TEAM無限)や中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)といった上位陣も28秒台へ。序盤はコースアウト等なくセッションは進んでいった。

 しかし、開始から36分というところで小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が3コーナーでコースアウト。タイヤバリアにクラッシュしてしまい、車両回収のため赤旗が提示される。小暮のマシンはノーズ、フロントウイングを破損しており、予選までに修復を強いられることになった。

 セッションは10時41分に再開。その後はクラッシュなく推移し、終盤予選シミュレーションを迎えることに。各車が一斉にタイムを縮めていく中、異次元のタイムをマークしてきたのはやはりロッテラー。1分26秒754というタイムをマークし、スーパーフォーミュラ/フォーミュラ・ニッポンのレコードタイムをブレイク。また、1991年にSWCでジャガーXJR14が記録した1分27秒188というコースレコードも、23年ぶりに上回った。

 2番手には山本尚貴(TEAM無限)がつけ、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が3番手に。4番手に中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、5番手に塚越広大(HP REAL RACING)と日本人勢が上位につけることに。ホンダ勢も前戦もてぎに続き、トヨタ勢と互角の速さをみせている。

 コース各所で非常に迫力ある走りが展開された全日本選手権スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス。午後の予選に期待が高まるフリー走行となった。