マクラーレンはホンダをパートナーとして迎える2015年、現在のジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのドライバーペアを維持する見込みであると報じられている。
低迷から抜け出せずにいるマクラーレンはフェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルの両者にオファーを行い、ふたりの今後のプランを知った上で、来年のドライバーを決定する意向であることが知られている。
しかし今週発売の英AUTOSPORT誌は、マクラーレンは来年に関してはアロンソとベッテルの獲得を諦め、今年のラインナップを継続させるようだと伝えた。
アロンソは2016年末までフェラーリとの契約を持っており、契約期間終了までとどまるかどうか疑問を持たれてはいるものの、先週「フェラーリに残留したいし契約を延長したい」と述べた。
2015年末までレッドブルとの契約を有しているベッテルも先週、「自分のいる場所に満足している。将来どうなるのかは分からない。ただ、今の時点では何が違うことをやる必要は感じていない」と発言した。
他にマクラーレンの候補といわれているのはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスだが、メルセデスとの間に2015年末までの契約を持つハミルトンが現在圧倒的な強さを持つ同チームから離脱するとは考えにくく、ボッタスに関してはイタリアGPの週末にウイリアムズとの契約延長が発表された。
バトンはイタリアGPの週末、マクラーレンのグループCEOであるロン・デニスと長い時間共に過ごし、マクラーレンの将来についての話をしたと認めている。
「ケビンと僕のドライバーとしての状況については別にして、チームの将来に関して話ができてよかった。チームの方向性や戦い方について話した」とバトンが述べたとDaily Mailが報じた。
「興味深く、期待が持てる内容だった。特にこの2戦はチームの雰囲気がよかったからね」
「去年も今年序盤も厳しい状況だったが、今はチームの将来を理解する上で方向性が見えてきた。チームのメンバー、マシンデザインに関してだ。僕も含めてチーム全員にとって将来に自信を感じられる状況だよ」
「もちろん僕が残りたいと思っていることをロンは知っている」