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フェラーリボス「新パワーユニットの難しさを見くびった」

2014年09月12日 12:00  AUTOSPORT web

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セルジオ・マルキオンネとルカ・ディ・モンテゼモロ(フェラーリ)
フェラーリ新会長となるセルジオ・マルキオンネが、フェラーリF1チームがトップに立つためにはパワーユニットを改善する必要があると語った。長くフェラーリを率いてきたルカ・ディ・モンテゼモロも現在の低迷の原因はパワーユニットにあると断言している。

 10日、フェラーリ会長ディ・モンテゼモロが退任の意向を明らかにした。これに伴いフィアットCEOのマルキオンネがディ・モンテゼモロのポジションを引き継ぐこととなる。

 マルキオンネは今年のフェラーリチームの不振はパワーユニットのパフォーマンス不足が原因であると述べた。

「問題は承知している。我々の問題はパワーユニットだ」と彼はマラネロで行われた記者会見において述べた。

「私はフェラーリとそのスポーツ部門を信頼している。過去に復活した経験を持ち、今回も同じことができるだろう」
「スポーツ部門はフェラーリにとって欠くことのできない要素だ。我々は勝つことを目指して努力する。それが我が社のDNAの一部なのだ」

「常に勝てる状態に戻ることが重要だ。必ずやそれを成し遂げなければならない。コース上でのフェラーリの信用性を取り戻す必要がある」
「必ず実現させなければならないし、それができると確信している」


 ディ・モンテゼモロも今季フェラーリチームの問題点はパワーユニットにあり、新規則の難しさを見誤ったと認めた。

「今年は非常によくないシーズンとなった。その原因は根本的には新パワーユニットシステムの難しさを見くびったことだ」とディ・モンテゼモロ。

「それが真の問題だ。しかしすぐに勝てる状態に戻れるという根拠は揃っている」

「シーズン中にエンジンに手を入れることができないという今の規則が変更されることを願っている」