スリリングにも、ほどがある。
数十メートル先の眼下には、岩壁を打ち付ける荒々しい波。そして周りを見渡すとどこまでも広がる空と海だけが見える。
天国のような地獄のような、こんなとんでもない場所に5階建てのリゾート・ハウスが建築予定という。
「クリフ・ハウス(崖の家)」という名のこちらのコンセプチュアル住宅は、ある夫婦が休日を過ごすための家として計画されているプロジェクト。
プロジェクトを手がけているのは、地元オーストラリア・ビクトリア州にある建築デザイン会社「MODSCAPE」。
船の表面や船底にしがみついて離れない“フジツボ”がインスピレーションのもとだそうで、素材の配置を組み替えたり、自由に組み合わせられるモジュール式の建築スタイルを想定しているとのこと。
同リゾート・ハウスの売りは、なんといってもその景観。外から見ると足がすくむほどスリリングだが、いったん中に入れば目の覚めるような美しい地形と海と空を、ひとり占めできるのだ。
エントランスはトップ・フロアのパーキング・スペースにあり、そこからエレベーターや階段を使って階下のリビングやベッドルームまで移動する。
当然のことながら、どの部屋もオーシャン・ビューになっており、この景観を活かすため、インテリアはできるだけシンプルにまとめたそう。
ほかに例を見ないこちらの物件、あなただったら住んでみたいと思う?それともやっぱり地に足がついた家がいい?
MODSCAPE
http://modscape.com.au/