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フェルスタッペンJrがF1初テスト。「初めてと思えない」とトロロッソが称賛

2014年09月11日 12:00  AUTOSPORT web

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2014年マックス・フェルスタッペン、F1初テスト(STR7)
2015年にトロロッソからF1デビューを果たすことが決まっている現在16歳のマックス・フェルスタッペンが、F1カーでの初の本格的なテストを行った。

 10日、トロロッソはアドリア・インターナショナル・レースウェイでフェルスタッペンを走らせる機会を設けた。フェルスタッペンは8月末にロッテルダムでのデモランで初めてF1カー走行を経験したものの、本格的なテストはこれが初めてだった。
 フェルスタッペンは2012年のSTR7で、F1スーパーライセンス取得の条件を満たす395.3kmを走行した。

 序盤は路面が濡れた状態でインターミディエイトタイヤを使用、その後スリックタイヤに履き替え、ショートランとロングランの両方を行い、ピットストップやスタートなどレースウイークエンドのいくつかの要素も試した。


 スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンは、この日のフェルスタッペンを称賛した。

「F1カーでの初の本格的なテストでマックスは非常に優れた仕事をした。初めてF1マシンに乗ったようには見えず、以前からF1カーに乗っているかのような印象を受けた」
「一日を通して全くミスをせず、自信を持って走り、指示されたことは忘れなかった。全体的に見て、初テストを非常にうまくこなしたといえる」

 来年彼のレースエンジニアを務めるシェビ・プホラルもフェルスタッペンにいい印象を持ったという。

「彼は強い集中力を見せ、さほど多くの質問をすることなく、正確にすばやく物事を学び取った」
「初日としては非常にいい印象を持った」


 フェルスタッペンは今季のFP1で走行し、アブダビGP後のテストにも参加する予定となっている。

「サーキットでF1カーに初めて乗れる日を楽しみにしていた。エンジョイできたよ」とフェルスタッペン。

「来年僕のレースエンジニアを務めてくれるシェビと働くいい機会になった。ステアリングホイールのボタンに慣れるための時間を持つこともできた」

「今回はうまくいったし、できるだけ早くまたF1カーに乗りたい」