アムリン・アグリ・フォーミュラEチームは、13日に中国・北京で開催されるフォーミュラE開幕戦で佐藤琢磨を起用することを発表。鈴木亜久里氏も、琢磨の参戦決定に喜びを語っている。
亜久里氏がエグゼクティブ・チェアマンを務めるアムリン・アグリは、イギリスの大手保険企業『アムリン』をメインスポンサーに迎え、実際の活動はスーパーアグリF1時代にテクニカルディレクターを務めたマーク・プレストンと、チーフデザイナーだったピーター・マックールが指揮することになっている。
そんなアムリン・アグリは11日、開幕戦北京での琢磨起用を発表。かつて世界中のファンを熱くしたスーパーアグリ×佐藤琢磨のコンビが“復活”することとなった。
「アムリン・アグリのエグゼクティブ・チェアマンとして、我々のチームに琢磨が加わってくれることをとても嬉しく思います」と琢磨参戦決定の喜びを語った亜久里氏。
「彼が加わってくれる事によって、大きな団結力が生まれ、より強いチーム作りができると思います。琢磨には今までの経験、特にF1やインディーで培ったロードコースでの経験を、レースが開催される北京で生かしてもらい、ともに良い成績を挙げたいですね」
また、チームプリンシパルを務めるプレンストンも琢磨の参戦決定を喜ぶとともに、開幕戦での優勝を目指すと語った。
「琢磨はストリートコースの経験も多く、インディカーでの経験はチームに豊富な知識を与えてくれる」とプレンストン。
「どのチームも開幕戦での優勝を目指しているが、アムリン・アグリもそのうちのひとつだ。ぜひとも北京での開幕戦で表彰台を獲得し、歴史を残したいと思っている」
なお、アムリン・アグリは、昨年のGP2チャンピオン、ファビオ・ライマーをリザーブドライバーとして起用。プレンストンはライマーの加入も歓迎し、「ファビオはワンメイクのチャンピオンシップで成功する為に、何が必要かを知っている」とコメントしている。