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粟津潔のパフォーマンス作品に着目した展覧会、スガダイロー、環ROYらとコラボも

2014年09月10日 12:20  CINRA.NET

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『粟津潔、マクリヒロゲル1「美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス』メインビジュアル アートワーク:鷲尾友公
『粟津潔、マクリヒロゲル1「美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」』が、9月13日から石川・金沢21世紀美術館で開催される。

粟津潔は、デザインや印刷技術によるイメージの複製と量産そのものを表現として拡張し、実験的な試みを続けた戦後日本を代表するグラフィックアーティストの1人。1960年には建築運動「メタボリズム」に参加したほか、1970年に大阪で行われた『日本万国博覧会』では日本館の構想計画などに携わった。

同展は、多角的な視点から粟津の世界観を紹介する金沢21世紀美術館『マクリヒロゲル』シリーズの第1弾。1977年から1979年まで粟津が取り組んだパフォーマンスにフォーカスし、粟津による当時のパフォーマンス映像をはじめ、代表作や未公開の作品資料などを展示する。また、同展のグラフィックデザインを手掛けた鷲尾友公が、粟津のモチーフからインスピレーションを得て手がけた約50mの壁画も登場する。

さらに、関連プログラムとして様々なジャンルで活動するアーティストたちと粟津作品のコラボレーションが実施。環ROYが声、体、言葉を使ったパフォーマンスを行うほか、スガダイローのジャズピアノと鈴木ヒラクのライブドローイングによるセッション、高橋悠治と秩父前衛派によるセッション、修復家の中越一成、梶青華が粟津作品の修復について語る講演会などが行われる。