メルセデスのボス、トト・ウォルフは、F1イタリアGPの表彰台でニコ・ロズベルグへ浴びせられたブーイングに関し、表彰台に登ったドライバーをやじることは間違っていると語った。
現在ポイントリーダーにつけるロズベルグは、2週間前のベルギーGPで今季激しくチャンピオンを争うルイス・ハミルトンと接触、結果としてチームメイトをリタイアに追い込むかたちとなり、スパの表彰台でファンのブーイングを浴びた。
彼は、日曜日のモンツァでも優勝したハミルトンや3位フェリペ・マッサがティフォシたちの祝福を受けるなか、一部のファンからスパ同様のブーイングを浴びせられている。
「表彰台ではいかなるブーイングもあってはならない」とウォルフ。
「素晴らしいレースを繰り広げたトップ3のドライバーに誰もそんなことをするべきではない」
「これはスポーツであり、スポーツは団結しなければならない」
「ただ、すべての人々にはファンがおり、一部の人はかなり感情的だ」
ウォルフは、ファンのそうした行為がドライバーの心理に悪影響を及ぼすことがあると認める。
「ダメージを与えるかって? そうだ。だから、かなりタフでなければならないだろう」
「私は、ブーイングに関してこれ以上考えたくはないが、恐らくトップになるにはそうしたことを切り抜ける必要があるだろう」
ウォルフは、ロズベルグがイタリアGPの週末から立ち直る精神力を備えていると信じている。