ブランパン・スプリントシリーズ第5戦は7日、ポルトガルのアルガルベで決勝レースが行われ、マキシミリアン・ゴッツ/マキシミリアン・バーク組HTPモータースポーツの84号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が優勝を飾った。
22台が参戦したアルガルベラウンド。迎えた予選では、前戦大クラッシュを喫したトーマス・エンゲがロマン・ルシノフと組んで乗り込んだG-ドライブ・レーシングの3号車ランボルギーニ・ガイヤルドFL2がポールポジションを獲得し、グレッサー・レーシングの28号車ランボルギーニが2番手に。3番手にはエンツォ・イデェ/レネ・ラスト組2号車アウディR8 LMSウルトラが続いた。
続く予選レースでは、2番手から28号車ランボルギーニが飛び出すも、1周目に後続の接触の影響によりセーフティカー導入。その後も広いコース幅をもつアルガルベを舞台に各所でバトルが展開されるが、28号車ランボルギーニが逃げ切り、予選レースを制した。28号車と異なるストラテジーを採用したゴッツ/バーク組が僅差の2位となった。
翌7日の決勝レースでは、オープニングラップから28号車ランボルギーニと84号車メルセデスベンツによる激しいトップ争いが展開され、84号車がリードを奪い途中SC等も入るものの、そのままトップでチェッカーを受けた。
2番手は28号車ランボルギーニがキープしていたものの、終盤1号車アウディR8 LMSウルトラを駆るローレンス・バンスールが激しい追い上げをみせ、残り5分を過ぎたところで28号車をオーバーテイク。これで2位が入れ替わったかと思われたが、1号車アウディはピットストップ時の違反が問われ、レース結果に30秒加算のペナルティが。これで2位は28号車となった。3位にはベルジャン・アウディクラブ・チームWRTの9号車アウディが入った。