英家電メーカーの「ダイソン」は4日、「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」を発表。
これまでにもサイクロン式掃除機や羽根のない扇風機で世間を驚かせてきた同社が、満を持してロボット掃除機市場に参入することになった。
360 Eyeの開発には、2800万ポンド(約48億円)が投入され、200人以上のエンジニアが16年にわたり研究を続けてきた。
発表会に登場した、同社の創設者でチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏は、従来のロボット掃除機の問題を指摘。
以前の機種ほとんどは、自らの周囲の環境を理解できず、またバッテリーを長持ちさせるために吸引力が低かったという。
360 Eyeは、機体上部のパノラマカメラを用いた「360° ビジョンシステム」で、部屋のパノラマビューを構成。現在の位置や掃除をした場所、次に掃除すべき場所を把握できる。
吸引力の問題は、独自に開発した「デジタルモーターV2」によってクリア。リチウムイオンバッテリーでパワーを供給し、少ない消費電力で高い吸引力を実現したそう。
本体のサイズは約120cm(高さ)x 242cm(幅)x 230cm(奥行き)で、重さは2.37kg。
2時間ほどの充電で、連続で約20~30分稼働可能だ。バッテリー残量がなくなったときは、充電ドックへ自動で帰還する。
またDyson Link アプリで、360 Eyeに指示を出したり、掃除のスケジュール予約をすることができるようだ。
日本発売は2015年の春、その後世界での展開を予定している。
なお、同社サイトでは、9月30日まで360 Eyeのモニターを募集している。世界で最初に試すチャンスなので、ぜひチェックしてみては。
ダイソン 360 Eye ロボット掃除機
http://www.dyson360eye.com/