スーパーGT300クラスに参戦するチーム・タイサンの千葉泰常代表は、今季開幕戦から使用してきたニッサンGT-RニスモGT3を売却し、フェラーリ458 GT3を使用する予定だと明らかにした。
JGTC全日本GT選手権初年度から長年参戦し多くのチャンピオンを獲得しているタイサンは、昨年まで使用していたポルシェ911 GT3Rから今季はニッサンGT-RニスモGT3にスイッチ。往年のR32グループAスカイラインGT-Rをイメージしたブラックとレッドのカラーリングを施し、横溝直輝/密山祥吾のドライブで参戦していた。
ただ、今季は開幕戦岡山からクラッシュを喫するなど苦戦。第4戦SUGOで5位入賞を果たしたものの、第5戦富士、峰尾恭輔が第3ドライバーとしてチームに復帰した第6戦鈴鹿と結果を残すことができなかった。
そんな中、チームを率いる千葉代表は3日、現在使用しているニッサンGT-RニスモGT3の売却を検討しているとオートスポーツwebに対し明かした。車両は2014年式のGT-R GT3であり、まだ走行は4,800km。千葉代表としては「スーパー耐久やスーパーカー・レースシリーズ(SCR)等で使用を検討してくださる方がいらっしゃれば」という。
気になるチーム・タイサンのGT-Rに代わる車両としてフェラーリ458 GT3を検討しており、現在手配を進めていると言う。タイサンは今季ル・マン24時間でフェラーリ458 GTEを使用した実績もある。2012年にGT300クラスのチャンピオンを獲得したチーム・タイサンだが、昨年はポルシェで苦戦。フェラーリへのスイッチで古豪復活となるだろうか?