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漫画とメディアの現在に迫る『越境するマンガとメディア』、『ジョジョリオン』原画も

2014年09月04日 16:50  CINRA.NET

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『昭和元禄落語心中』雲田はるこ ©Haruko Kumota/Kodansha
『越境するマンガとメディア』展が、9月6日から福岡・北九州市漫画ミュージアムで開催される。

優れたメディア芸術の鑑賞機会を提供することを目的に、国内各地で『文化庁メディア芸術祭』の受賞作品を紹介する「文化庁メディア芸術祭国内巡回事業」の一環で開催される同展。様々な言語や表現形態を用いて世界的に広がっている日本の漫画にフォーカスし、翻訳・出版される国や創作環境、表現形態などが流動化している漫画とメディアの現在に迫る。

同展は、「グローバル化するMANGAとBD」「マニア誌の活躍とジャンルの流動化」「役割と存在感を増すウェブコミック」「『マンガ』」はどこまで越境するのか」「自主制作アニメーションや同人マンガとキャリアパスの多様化」の5章で構成。荒木飛呂彦の『ジョジョリオン―ジョジョの奇妙な冒険 Part8―』から原画や複製イラストなどが展示されるほか、雲田はるこ『昭和元禄落語心中』の原画、九井諒子『ひきだしにテラリウム』の複製原画、ミエルレコード with OTOWAの『紙巻きオルゴール漫画』などが出展される。

さらに、アニメーション映画『はちみつ色のユン』の上映会、バンド・デシネ翻訳の第一人者として知られる原正人や、オンラインマガジン「電脳マヴォ」編集長・竹熊健太郎らがそれぞれ登場するトークショーなども開催される。