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パラボリカのランオフ舗装「安全のためやむなし」とFIA

2014年09月04日 13:40  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2012年モンツァ パラボリカ
モンツァのパラボリカコーナーに広いアスファルトのランオフを設けたことに批判の声もあるが、FIAは安全性を重視した結果であり、ドライバーたちもこれを望んでいたと述べた。

 グラベルトラップが削られることでこのコーナーのスリルが減ってしまうとの声が一部ファンから上がっている。

 フェラーリのジュニアドライバーでGP2で優勝経験を持つラファエル・マルチェロも改修後の写真に「Why...」というコメントを添えてツイートしている。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、安全性向上のためF1ドライバーたちもこの改修を望んでいたと述べた。

 これまでほどミスが許されないようなスリリングな状況ではなくなったと認めた上で、FIAとドライバーたちはこの改修によって安全性が向上し満足していると、ホワイティングは語った。

「グラベルの約35パーセントが取り除かれた」
「これはFIAとドライバーたちが安全性の理由から要求したことだ。現在F1レースが開催されている他のほぼすべてのサーキットで行われている」

「もちろんコースオフしたドライバーが被るリスクが以前ほど大きくなくなることは分かっているが、それは我々が安全性を大幅に向上させるために支払った代償だ。そしてドライバーたちも私も、その代償を支払う価値はあると思っている」