建物内の壁や天井、色とりどりのステンドグラスなど、息を飲むほど美しいイスラム文化の美術様式。
とくに、万華鏡のように複雑な幾何学的パターンで飾られた、モスクなどの宗教施設の壮麗さは広く知られている。
学生として物理を研究する一方、フォトグラファーとしても活動するイランのMohammad Reza Domiri Ganjiさんは、そうした中東アジアの歴史的なモスクの写真を撮影している人物。
独学で写真を学んだというMohammadさんは、魚眼レンズや広角レンズを使い分け、モスク内部の広がりを捉えている。
撮影時には、写真がどのような仕上がりになるかを考え、観賞する人に美しさを伝えられるよう意識しているという。
床や壁面を装飾する、整然と配置された文様と色彩に驚かされてしまう。
いつかこうしたモスクに赴き、自分の目で見てみたいものだ。
彼のホームページでは、多くの素晴らしい写真が公開されているので、興味がある方はイスラム美術の奥深さに触れてみては。
Mohammad Reza Domiri Ganji
http://gravity.ir/