ベライゾン・インディカー・シリーズ最終戦フォンタナが行われた翌日、ロサンジェルスでインディカーの授賞式が行われ、今季の初のインディカーチャンピオンに輝いたウィル・パワーが登壇した。
今年も最終戦まで争われたシリーズチャンピオン。ウィル・パワーが、タイトルを争うライバル、エリオ・カストロネベスとサイモン・ペジナウのふたりを退け、初のインディカーチャンピオンとなった。
悲願のタイトルを獲得したパワーは、「チャンピオンシップを勝ち取ったことを、まだ理解することが難しいよ。たくさんの人に感謝しなければならない。特に、何年もサポートしてくれているホームのオーストラリアの人たちにはね」
オーストラリア人のトップフォーミュラでのタイトル獲得は、1980年のF1王者アラン・ジョーンズ以来となる。
チャンピオントロフィーと賞金100万ドルを受け取ったパワーは、「非常に待ち望んでいたものが、ついに手に入れることができた。ここに到達するために15年間ハードに仕事してきたんだ。最終戦までの2週間は、とてもストレスがあったよ。過去3回も2位に甘んじてきた事実が、再び起こるかもしれないというプレッシャーがあった」とコメント。
パワーのストラテジストを務めるペンスキー・モータースポーツの代表のティム・シンドリックは、2015年シーズンは、カーナンバー1をパワーに、カーナンバー2をファン・パブロ・モントーヤ、エリオ・カストロネベスがカーナンバー3を付けて参戦することを計画している。
カストロネベスは、キャリア4回目となるシリーズランキング2位。3位には終盤速さを見せたスコット・ディクソンが入り、それぞれトロフィーと賞金を授与。
3勝を挙げたパワーにスノコ・ダイアモンド・パフォーマンス・アワードも与えられ、スノコ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーには、カルロス・ムニョスが輝いた。活躍を見せた若手に与えられるトニー・レナ・ライジング・スター賞には、ジャック・ホークスワース。インディカーファンが投票で選んだ最も好きなドライバーには、ファン・パブロ・モントーヤが選ばれている。