スーパーGT第6戦インターナショナル鈴鹿1000kmは31日決勝日を迎え、午前8時30分から決勝前のフリー走行が行われた。曇天模様のなかで行われたフリー走行では、ARTA NSX CONCEPT-GTがベストタイムをマーク。ニッサンGT-R勢が続いた。
朝から曇り空となったスーパーGT第6戦鈴鹿の決勝日。1000kmという長丁場の中で非常に重要となるのがガソリン搭載時のロングラン時のペース、そして燃料消費量となるが、それを確認すべくコースオープンから各チームが積極的に周回を重ねた。
前日の予選日公式練習で、開始早々に火災に見舞われてしまったEpson NSX CONCEPT-GTだが、予選日を徹して修復作業が行われた結果、このフリー走行への出走が可能に。こちらもコースオープンから走行を開始し、順調に周回を重ねた。
一方で、GT500クラスの予選8番手、RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは開始10分ほどで走行中にスローダウン。その後をピットで過ごすことに。また、GT300クラスでFIA-GT3勢の予選最上位だったB-MAX NDDP GT-Rも、終盤トラブルを抱えたかスローダウンを喫している。
GT500クラスは、1分53秒程度から55秒程度がアベレージのラップタイムに。そんな中、ハイペースで周回を重ねたARTA NSX CONCEPT-GTが1分51秒374というこのセッションのベストタイムをマークしている。2番手にはカルソニックIMPUL GT-R、3番手にはMOTUL AUTECH GT-Rがつけた。Epson NSXは8番手のベストタイムとなっている。
GT300クラスは、2分2秒~4秒ほどのラップタイムに。予選4番手スタートのSUBARU BRZ R&D SPORTがベストタイムをマーク。OKINAWA MSA・RUN UP GT-R、シンティアム・アップル・MP4-12C、Audi R8 LMS ultra、グッドスマイル 初音ミク Z4という順位となっている。フロントロウを占めたホンダCR-Z GT勢は、ベストタイムとしては下位に沈む結果となった。