「週刊SPA!」9月2日号が「結婚できない職種」ワースト10をあげている。未婚男性の増加については、「金銭的に余裕がない」「出会いがない」など様々な要因が指摘されているが、記事によると、収入が高すぎても職場に女性が多すぎても結婚しにくいという。
例えば、収入の低い非正規労働者の未婚率が高いことは統計にも表れているが、高収入ならいいというものではないらしい。外資系金融マンや大企業の管理職が不利な理由について、人事コンサルタントの城繁幸氏は次のように説明している。
「高い給料や安定ばかりに目移りして、『どうせカネ目当てなんだろ』と上から目線になってしまったり、『結局、自分じゃなくてもいいんでしょ?』と女性に対して猜疑心を持ってしまいがちなのが、この職種の特徴です」
飲み会の多い看護師も「モテているとは別次元」
また、職場に出会いが少ないと嘆く独身男性は多いが、女性が多すぎる職場も問題だという。「アパレルの店舗スタッフ」「宝石店」「ツアーコンダクター」「男性看護師」などが該当し、女性に幻滅して婚期が遅れるというのだ。
ヤフー!知恵袋には、この仮説を裏付けるような相談が載っている。20代の独身男性が「男性看護師はモテますか?」という質問を投げかけている。もしもモテるなら、転職したいと考えているのだろうか。
これに対して、同世代の男性看護師が回答している。彼は、親の年齢に限りなく近い先輩や、年配の女性患者には非常に気に入られていたが、若い看護師からモテた記憶はなく、少数の男性を「どう扱って良いのか分からん」というオーラが半端なかったと明かす。
「女の子と飲みに行く機会は、他職種よりも圧倒的に多いです。正直その辺のキャバクラより質の高い子と飲める環境にあると思います。しかし、それは逆に"男として見られていないから"という事もあります。モテている、とは全く違う次元の話です」
若い女性看護師も「同職種(と付き合うの)はムリ」と考える人が多く、人気ある職種は「公務員とか自衛隊や消防士とかかなぁ」と書いている。ゆくゆくは過酷な業界から離れ、穏やかな生活を送りたいと夢見ているのかもしれない。
女性には「理系男子」がオススメ
女性に幻想を抱くためには、あまり数が多すぎない方がいい一方で、職場に女性が少なすぎるという理由で「メーカーの研究職」は結婚しにくいという説もある。
城氏によると、もともと大学の理工系で女性が少ない学生時代のうえに、社会人になってからも女性が少ない環境に入ってしまうと、「純度がますます高くなってしまっていることが問題」なのだという。
「ちなみに、小保方氏のように、そんなところに女性研究者が一人いると、男はコロッといってしまうんですよね」
これには2ちゃんねるに、「女性は(理系男性が)狙い目だよ。収入は安定してある程度の高収入で浮気の心配も少ない」と、女性にとっての価値を強調してオススメする声もある。
他に、結婚できないワースト職種として、休みが不規則な「不動産販売」などがあがったが、ネットで注目を集めていたのが「すき家の店員」という項目だ。2ちゃんねるでは、
「すき家すごいな。とうとう独立した職種になったのか」
と感心する人も。収入が低くても時間があれば恋愛ができる場合もあるが、「低賃金かつ長時間労働」となると一気に難しくなる。
もちろんすき家以外の外食産業にも当てはまりそうだが、従業員の多い居酒屋チェーンだと、社員とアルバイトがくっついたり離れたりする「職場恋愛」は日常茶飯事とも聞く。「ワンオペ」は、職場恋愛にもかなり不利になりそうだ。
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