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初代WRCチャンピオン、ワルデガルド逝く

2014年08月30日 08:00  AUTOSPORT web

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2012年の全日本ラリー選手権に来場し、元トヨタの福井敏雄氏とトークショーを行なうワルデガルド。
初代WRCチャンピオン、スウェーデンのビヨルン・ワルデガルドが逝去した。享年70。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにも参加し、トヨタ・セリカ・ツインカムターボをドライブして会場を沸かせていたが、ガンとの闘病により急速に体力が衰え、来月のラリーデイ参加をキャンセルしていた。

 ワルデガルドは1979年、WRC初年にタイトルを獲得した。ヨーロッパラウンドではワークスのフォード・エスコート、サファリとアイボリーコーストではメルセデス450SLCで参戦。アクロポリスとケベックラリーを制した一方で、ハンヌ・ミッコラと激しいタイトル争いを展開した末、わずか1ポイント差でチャンピオンの座を獲得した。

 以降の活躍で最も知られているのは、自身も参戦を愛していたアフリカでの強さだろう。WRCのアフリカ戦に25回参戦し、サファリで4回、アイボリーコーストで3回の勝利を刻んだ。

 1992年にはWRCでの参戦からは退いたが、参戦をこよなく愛したワルデガルドは、その後も様々なラリーに名を連ねた。68歳の時に参戦した2011年のイースト・アフリカン・サファリ・クラシックでは、ポルシェ911で優勝している。

日本でもラリーイベントに顔を出すことが度々あり、近年は全日本ラリー最終戦の新城戦で、豪快なデモランを披露していた。