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スーパーGT:初音ミクGTプロジェクト50戦! 鈴鹿で記念のパーティ開催

2014年08月29日 23:40  AUTOSPORT web

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初音ミクGTプロジェクト50戦記念パーティの様子
29日、鈴鹿サーキット内のレストラン『S-PLAZA』内のさくらホールで、2008年からスーパーGT300クラスに挑戦する初音ミクGTプロジェクトの参戦50戦を記念したパーティが行われ、チームを熱く支える多くのファンと、チーム首脳陣が50戦をともに祝った。

 クリプトン・フューチャー・メディア社の音楽ソフト、初音ミクのイラストを大きく車体に描き、スーパーGT界初の“痛車”として大きな注目を集めた初音ミクGTプロジェクトが、初めてスーパーGTに参戦したのが2008年鈴鹿。当時はStudie GLAD ASADA Racingとしての参戦で、BMW Z4(E86)を改造。田ヶ原章蔵/菊地靖のコンビで参戦したが、緒戦は車両規定違反等もあり決勝出走も叶わず。しばらくは決勝出走への嘆願書が続くなど、苦しい戦いが続いた。

 その後、番場琢の加入やマシンのトランスアクスル化等マシンの改良が進んだものの、その後のチーム体制の変更等波乱が続いた初音ミクGTプロジェクト。2011年からは体制が大きく変わり、GSR & Studie with TeamUKYOとして参戦。BMW Z4 GT3の使用、谷口信輝の加入で一気に初勝利を飾ると、その年のチャンピオンを獲得。プロジェクトは参戦開始当初から非常に熱心なファンに支えられ、個人スポンサーという新たなシステムも導入。チームが声援に見合う喜びを提供しており、いまやスーパーGTきっての人気、実力を誇るチームに成長した。

 そんな初音ミクGTプロジェクトも、今回の第6戦鈴鹿が記念すべき参戦50戦。これを記念して第6戦予選日前の金曜日、S-PLAZA内のさくらホールを貸し切り、参戦開始から酸いも甘いもともにした情熱あふれるファンが集い盛大にパーティが開催された。

 パーティには、今季からBMW Sports Trophy Team Studieとして“別チーム”となった鈴木康昭代表も登場。GSRとのコラボ時代のTシャツを着込み、安藝貴範GSR代表、大橋逸夫ゼネラルマネージャーという、このプロジェクトを築いてきたふたりとともにトークショーが行われた。

 3人のトークにより08年の参戦開始からプロジェクトを振り返っていたが、語るべき話題が多すぎたか(?)、2011年まで振り返ったところでトークが時間切れ。「ではこの続きは100戦記念の時に(笑)」と安藝代表が語ると、場内は爆笑となった。

 ファンが持ち込んだねんどろいどや、50戦の思い出が詰まったグッズが並べられたり過去の写真が飾られた会場内ではその後もプレゼント大会が行われたりと、終始パーティは和やかなムードに。最後はチームらしさを象徴するかのようにファンを含め全員で写真撮影。「鈴鹿は勝つぞ!」と気合を入れ、パーティは幕を閉じた。