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夏バテによる不調は“秋バテ”の初期症状!?

2014年08月28日 00:01  オズモール

オズモール

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夏の猛暑が過ぎ去ったからと言って、油断は禁物! 近年、夏バテが長引いて深刻化する“秋バテ”に悩む女性が急増しているのだとか。 「夏に溜め込んだストレスで心身が疲れ、秋になっても夏バテによる不調を引きずってしまう…これが“秋バテ”です」 そう教えてくれるのは、夏バテの対処法に詳しい医師の福田千晶さん。“バテ”の原因に挙げられるのは、体の冷えとストレス。 「夏バテも秋バテも基本的に対策は同じですが、夏に冷えを呼び込んだ人こそ、秋バテを招く確率が高まります。つまり、夏から体を温め、心身をリラックスさせることが秋バテ対策につながるのです」(同) 具体的にはどんな対策をすればいいの? 「首や二の腕、ひざの後ろに手を当てたとき、手のひらが“温かくて心地よい”と感じたら、体が冷えている証拠です。放っておくと胃腸まで冷え、消化不良などのトラブルに。冷えに気づいたら、屈伸や足踏みなどの軽い運動やホットドリンクなどですぐに体を温めましょう」(同) 室内外の気温差に対処するためには、上着など“プラス1”アイテムを持ち歩くことが大切。 「気温の変化が大きいと、体温調節を司る自律神経がパニックを起こし、めまいや頭痛などの夏バテ症状が現れます。季節ごとに装いを替えるのと同じように、寒暖差のある屋内外でも服装を替え、体の負担を減らす工夫を。ショールやカーディガン、靴下など、簡単に着脱できる“プラス1”アイテムを持ち歩くとよいでしょう」(同) また、心身のストレスを減らすため、遊びのスケジュールや睡眠環境を見直すことも必要なのだそう。 「休暇中、スケジュールを詰め込みすぎている人は注意が必要です。休み明けに疲れを感じる…なんてことにならないよう、“遠出は気心の知れた人と行く”“旅の間は自制心を忘れない”など、自分が本当にリフレッシュできる休暇計画を立てましょう。また、暑さによる睡眠不足は心身の大きなストレスの原因に。エアコンや扇風機などは一晩中稼動させ、眠りを途切れさせない快適な睡眠環境を作りましょう。ひんやり素材の寝具などもおすすめですが、柔らかすぎるマットレスや枕などは、体が沈み熱がこもりやすくなるため避けましょう」(同) 気持ちのいい秋を元気に迎えるため、今から秋バテ対策を始めよう! 福田千晶(ふくだ ちあき)医学博士・健康アドバイザー。血めぐり研究会主任研究員。1988年に慶應義塾大学医学部を卒業。医師として東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学科勤務を経て、健康アドバイザーとして執筆、講演、テレビ・ラジオ番組へ出演するなど、幅広く活動している。2007年より、アルシェクリニック(大宮)にて外来診療も担当。著書に、『病気にならない体を温める習慣』(中経出版)や、『夏に負けない身体をつくる ホントはコワイ夏バテ51の対策』(日東書院)、『ホントはコワイ冷え性66の対策』(日東書院)などがある。 【オズモール】