ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの接触に関し、ジェンソン・バトンは完全にロズベルグに責任があるとして、ハミルトンに深く同情している。
ベルギーGP決勝2周目、ロズベルグがレ・コームでアウトからハミルトンを追い抜こうとした際、2台は接触した。ロズベルグのフロントウイングが当たったことでハミルトンのリヤタイヤがパンク、ハミルトンは最終的にリタイアを喫した。
ロズベルグは2位でフィニッシュ、これによりランキング首位のロズベルグとハミルトンのポイント差は29ポイント差に拡大した。
レース後のミーティングを終えたハミルトンは、ロズベルグが故意に接触したと述べたと発言している。
バトンは、ロズベルグのアクションには成功の見込みはなく今頃後悔しているはずだと述べたとthe Guardianが報じた
「(ロズベルグのあのアクションには)全くチャンスはなかった。コースから外れるしかなかったんだ」とバトン。
「ドライバーなら誰もがあの行動を後になって思い返すはずだ。ニコも今思い返して『俺は何を考えていたんだ?』と思っているに違いない」
フェリペ・マッサも接触の責任がロズベルグにあるのは明らかであり「ニコは相手に対して問題を作ったと思う。彼にはペナルティが科されるべきだったかもしれない」と語っている。
バトンはこの数戦不運が続いているハミルトンに深く同情しており、今のところメルセデスのふたりのうちより優れたパフォーマンスを見せているのはハミルトンの方だと示唆した。
ハミルトンはドイツでは予選Q1でブレーキディスクのトラブルが発生、20番手からのスタートとなった。ハンガリーではQ1で燃料漏れの問題によりマシンから出火、タイムを出すことなく敗退し、決勝はピットスタートを強いられている。
「あまりクリーンなバトルでなくて残念だ。今年のタイトルを獲得するのはコース上で最も優れた仕事をしたドライバーだと、僕はずっと考えていた。でも今のところそうなっていないと思う」とバトンが語ったとCrash.netが報じた。
「結局はメルセデスがタイトルを取るだろう。でも今回の出来事によって難しい関係がさらにきわどいものになってしまった。これはF1にとっていいことだろうか? ふたりの素晴らしいバトルが見られないのだからよくないことだと思う」
「ルイスに同情する。彼はレースをリードしていたのに……。信じられないことだ。ルイスはこの数戦でたくさんのポイントを失っている。こんなに不運や他人の判断ミスに見舞われるなんて見たことがない。これほど圧倒的に速いマシンを持ち、毎戦ワンツーを獲得できて当然だというのにこんな状況に陥るなんて、本当に驚くよ」
「チームメイトととことん戦い抜いて相手に勝つしかない。それによって大きな負担も生じる。ルイスは失望を味わいながら、レースの後でメディアの前に出てしっかり対応していると思う。彼は人間として確実に成長している。素晴らしいことだ。苦痛にじっと耐えている。今の経験が残りのシーズンにおいて自信を打ち砕くのではなく培う結果になることを願っている」